侵入を拒む身体的障壁
2016年にgallery Nで開催されたグループ展において、ギャラリーの入り口を塞ぐ「バリケード」として、横転した実物の車両を設置しました。鑑賞者は、物理的に進路を遮断する巨大な車体の脇を通り抜け、あるいは乗り越えるようにして会場へと足を踏み入れることを強いられます。この「強制的な身体的負荷」は、展示タイトルが示す支配的な力=「指導者の声」の象徴でもあります。効率的な移動を妨げる巨大な「エラー」として置かれた車体は、日常の境界線を暴力的に再構成し、その不合理な状況の中に立ち現れる美しさを問いかけます。

車
3400×1480×2000mm
2016年





