HARD PACKING 味覚との距離

味覚と視覚の関係

2人のダンサーから採取した汗を煮詰めて精製した塩を混ぜた塩チョコレートの塊。ダンスの鑑賞要素に『味覚』を取り入れるとどの様な見え方の変化が起こるだろう。舞踏表現が汗という身近な物差しによって、感じ取る領域が広がるかもしれない。
作家は2人の汗の味を『香ばしくえぐみのないしょっぱさでポテトの様な味』と『レモンの様な爽やかさで尖った塩気』とメモに残している。その味は食品衛生の観点から、確認する事は困難であるが、群馬県のチョコレートメーカーとの協力で味の再現を試みた。

作品を食べるという鑑賞方法には食品衛生法という障害があるが、この作品は食品衛生法を過剰梱包(HARD PACKING)として設定し、答えのない味とした。
再現された味は予測の領域から抜け出せないが、答えのない自分だけの解釈が口の中に広がる。

展示会場
身体から採取した塩チョコレートの塊①
身体から採取した塩チョコレートの塊②
身体塩チョコレートの再現
実際にチョコレートは食べられる
再現チョコレートのpacking