通り過ぎる気配
2026.5/16-31
意識されないまま、通り過ぎていく光や時間がある。
本作は、その一瞬の気配を音として立ち上げる装置作品である。
地形を刻んだレコード状のプレートを回転させ、その上を通過する光をセンサーで読み取ることで、音が生成される。針で音を再生する従来のレコードとは異なり、本作では光そのものが演奏を行う。
音は、時間帯や天候、場所ごとの光の条件によって変化し、その瞬間にしか存在しない音響空間を生み出す。地形を用いたレコードは、土地の輪郭だけでなく、その場に流れる時間や気配を記録するための装置として機能している。
本作は、すべてを記録することを目的としていない。
むしろ、取りこぼされてしまうものや、不完全なまま残された痕跡の中に、それぞれの記憶や感覚が重なり合う余白をつくり出そうとしている。
サイズ可変
2026年

樹脂、スピーカー、ターンテーブル、光センサー、制御装置
400×600×250mm

樹脂、スピーカー、ターンテーブル、光センサー、制御装置
400×600×200mm

樹脂、スピーカー、ターンテーブル、光センサー、制御装置
400×600×250mm

樹脂、SDカード、木材
300×400×40mm

樹脂、スピーカー、ターンテーブル、光センサー、制御装置
400×600×200mm

Time 3:35


